会長挨拶

Greeting

帯広の地は、明治時代に先人たちが厳しい自然環境と向き合いながら築き上げた開拓の歴史の上に、今日の豊かな十勝平野として発展してきました。冷涼な気候や広大な土地を活用し、日本屈指の農業地帯としてその名を知られる十勝は、まさに「開拓者精神」の結晶です。この地に根ざした開拓者たちは、未来への希望を胸に抱き、不屈の覚悟で新たな価値を生み出してきました。

しかし、時代の移り変わりとともに、現代の帯広と十勝にも、新たな「開拓」が求められています。

少子高齢化が進展する中で、地域人口の減少や労働力不足が深刻化し、特に若い世代の地域離れが地域産業の担い手不足や地域コミュニティの希薄化といった課題を引き起こしています。

また、地球規模で深刻化する気候変動の影響は、農業を基幹産業とする十勝地域にとって無視できない問題となっています。近年の台風被害や高温の影響で農作物の収穫量が不安定になる中、持続可能な農業技術や再生可能エネルギーの活用が急務です。

さらに、デジタル化やグローバル化の進展に伴い、新しいビジネスモデルの構築や人材育成の必要性も高まっています。帯広市では地域経済の活性化を目指し、スタートアップ支援や観光振興、農産物のブランド化といった取り組みが進んでいますが、それらをさらに推進するためには、若い世代の創造力とリーダーシップが不可欠です。

私たちには、地域を豊かにする無限の可能性があります。豊かな農産物や食文化、観光資源、そして何よりも開拓者から受け継いだ「不屈の精神」が、次なる未来を切り拓く力を与えてくれるのです。この開拓者精神を現代に引き継ぎ、私たちが次世代に向けて新しい価値を創造する責任を担います。

令和7年度のスローガンは『仰峯不屈(ぎょうほうふくつ)~ともに志高く、誇れる未来を切り拓こう~』とさせていただきました。「仰峯不屈」とは高い志を持ち、苦難にひるむことなく挑み続けることを意味します。課題先進地域である帯広で、先輩諸兄姉たちが築いた基盤に誇りを持ち、時代の荒波に立ち向かう覚悟を持って行動してまいります。

時代の変化とともに私たち帯広YEGが地域で果たす役割は大きく、その使命を全うするためには、組織基盤をさらに強固なものにする必要があります。そのため今年度は 「会員拡大」と組織力強化のための「交流事業」を最優先課題として掲げ、全力で取り組んでまいります。

会員拡大 は、帯広YEGに新たな風を吹き込み、活動に多様性と活力をもたらします。会員拡大に特化した組織体を作り、若い世代の経営者やリーダー候補に積極的に声をかけ、帯広YEGの魅力や価値を広く伝え、新たな会員を迎え入れます。

帯広YEGの強みである業種や年齢を越えた仲間意識の高さ、先輩諸兄姉から継承した伝統を会員増加により著しく損なうことがないように新入会員オリエンテーションを実施し、研修事業により会員一人ひとりが能力を発揮できる環境づくりに努めます。情報発信の観点でも、プレスリリースやホームページ・SNSを活用し、帯広YEGの認知度向上を図ります。

会員間の交流強化については、家族を含めた事業やビジネスを通じた交流事業を実施し、絆と信頼をさらに築いていきます。

地域貢献事業として「とかちマルシェ」「おびひろ氷まつり」への参画を継続するとともに、帯広YEGが主催する「ばん馬まつり」を通じて、地域文化の伝承と活性化の歩を進めます。地域課題に真摯に向き合い、中長期的な計画を策定していきます。

帯広YEGは「誇れるYEG」。そして何より「楽しいYEG」であることを目指します。

地域に貢献し、成果を生み出すことで胸を張って「私たちが帯広YEGです。」といえる「誇れるYEG」。仲間とともに目標に向かって取組み、喜びや充実感を共有できる「楽しいYEG」を、全会員で創り上げていきます。

結びに、会員一人ひとりの力が帯広YEGの未来を切り拓く原動力です。

地域の未来を担うリーダーとして、「仰峯不屈」の精神を胸に刻み、ともに挑戦し、困難に立ち向かいながら、誇れる未来を切り拓いていきましょう。

facebook instagram