活動報告

2015年ワールド人間ばん馬チャンピオンシップ 〔世界大会〕

10月11日

帯広競馬場で2015年ワールド人間ばん馬チャンピオンシップ 〔世界大会〕が開催されました。

今年は天候が曇りで雨が懸念される中、行われました。

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開会式では、川田副会頭の挨拶を始め、選手宣誓や、レースでの注意事項など説明を行い、

今年も優勝賞金88(ばんば)万円を掛けた熱い戦いが始まりを告げた。

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改めて、説明すると全30チームを5チームずつ6組に分けて出走する。

まずジョッキーとなる女性がゲートから50メートルほど激走、ばん馬が引くソリと同じで100kgに調整したソリに搭乗し綱を握った時点で、

男性陣がソリを引き、斜面のある障害物を超え数十メートル先のゴールを目指すものである。

全チームのゴールタイム上位5チームが決勝レースに進む事が出来る。

各組の1位が決勝に進める訳ではないので、組の2位であっても全体のタイムが上位に入れば決勝に出られる事になる。

 

レース直前には注意事項の最終確認。各々が集中力を高め、レースに臨む。

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レースが始まると掛け声を合わせフルパワーでソリを引き障害物を懸命に登っている姿を見て、観客も応援に熱が入っている様子だった。

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レース後は、100kgをフルパワーで引いた為、酸欠状態でその場に転がる人や足がつったりする人も出てきた。

毎年、出場者から「青年部は出ないんですか?」と聞かれるが、ちゃんと練習しないと、おそらく障害の坂すら越えられないのではないだろうかと思ってしまう。

第1から第6までレースをこなし、タイムは公表していないため、出走者は第6レースが終わって決勝進出チームが発表になるまで、

自分たちが残っているかどうか分からない緊張感を持っている。今年の決勝進出はこの5チーム。

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そして、予選レースが行われている裏では、勝ち馬投票という抽選受け付けを行っていた。
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これは決勝に出場したチームから1位2位を選んで投票するというもので見事的中すると、担当者が当選BOXから投票権を引き、

名前を呼ばれた人は豪華景品が当たるというものである。

 

投票権は当ばんえい競馬場にて馬券を持っている人に対し、1,000円ごとに1枚配布するモノで、

投票者は決勝進出チームのどこが1位2位になるか予想するのだが、決勝レース直前で締切となるため、通常の競馬のようなパドックは無く、

レースを見ていなければ予想も出来ないため、名前だけで選んだり直観で選ぶ人もいた。
そして、決勝戦

 

予選レースの時からソリに乗せる重りを30kg増やして130kgを引っ張る事になる。

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30kgの増量は相当なモノであったらしく、レース終了後には酸欠と足の痙攣により担架で運ばれる出場者もいた。

 

表彰式の前には勝ち馬投票で見事的中した人を対象に抽選会が行われ、担当者が当選BOXから券を引き、

名前を呼ばれた人は、お酒セットや、お米、最後に引いた特賞には温泉宿泊券など、多くの人に多様な景品が進呈された。

 

抽選会も終わり、そして表彰式。

 

今年の優勝チームは、北海道大学陸上部が1位2位という快挙を達成した。

去年から内部編成は行ったモノの2年連続の優勝となる。

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他にもパフォーマンス賞、ブービー賞、特別賞などと言った賞も用意されていたので、

最後まで表彰式に残っていたチームも大いに盛り上がりを見せた。

 

 

今年は雨天により、例年より大変だった部分が多かったと思われるが、大きな障害もなく?ワールド人間ばん馬チャンピオンシップ?を終える事が出来たのではないだろうか。
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