活動報告|第2回人づくりセミナー
*12月13日(水)第2回人づくりセミナー*
  人づくりの原点は茶道にあり!和の精神文化の真髄を極める

12月13日(水)市内のとかちプラザ和室において、人づくり委員会が担当する第2回人づくりセミナーが開催されました。講師は、茶道裏千家準教授“伊賀宗貴(そうき)”として茶道をはじめとする日本伝統文化の普及に活躍されている(有)伊賀商店代表取締役の伊賀淳貴氏をお迎えしました。

「基本的な茶道の心得」と題した伊賀先生の講義からセミナーが始まりました。茶道の心得の「おもてなし」と「しつらえ」の精神は仕事の面でも心得ておかなければならないことで印象的でした。全く茶道の知識がない参加者ばかりで全てのことに感心するばかり。また、「和敬清寂」の四規や、「茶は服のよきように点て、炭は湯の沸くように、花は野にあるように、さて、夏は涼しく冬は暖かに、刻限は早めに、降らずとも雨の用意、相客に心せよ」の七則にも、それぞれの言葉の意味があり、当たり前のことを当たり前に行う難しさを考えさせられ、これもまた、自身の仕事で生かしていかなければならないことでした。茶道の精神を講義で聞き、日本文化が集約され、人付き合いの根本的精神がこの茶道にあることを知りました。

その後、実技が行われ、茶会のシュミレーション。しっかり説明を聞き、前の人の実技を見ていても、いざ自分の番になるとなかなか作法がままなりません。見るのとやるのとでは全然違うものでした。茶道は茶を点て、飲むことだけのように思ってましたが、小さな動作にも一つ一つ意味があるそうです。例えば、お茶をいただく前に茶碗を回すことは謙虚な気持ちを表す作法です。皆さん知っていたでしょうか。全ての動作が「おもてなし」と「しつらえ」の心と意味があり、それが大切で難しいものと知ることができました。

一期一会。今セミナーで終始出てきた言葉で、茶道の精神の一つです。言葉はよく耳にしますが、これまでは一つの四文字熟語としてだけで捉えていて、正確な言葉の意味に知る機会にもなりました。今回、茶道に触れることができたのも一期一会です。また、帯広YEGの活動も常に一期一会です。もっと帯広YEGとの関わりも、仕事や家庭や遊びも一瞬が一期と捉え臨んでいこうと感じさせられた時間でした。
人づくり委員会の皆さま、大変興味深いセミナーを開催していただき、ありがとうございます。