帯広YEGでは広報誌「大地」を年2回ほど発行しています。9月上旬発行の「大地」に日本YEG國枝会長(帯広YEG顧問)からメッセージを寄稿していただきました。しかし、紙面の都合上、全文を紹介できないため、WEBで全文を公開します。



 仁科会長年度が始まってから早くも4ヶ月が経ちました。この期間はあっという間だったような気がすると同時にずいぶん長くも感じます。なぜなら私にとっては平成10年の全国大会誘致が始まった延長線上に今の自分があるからです。メンバー全員の力が結集された帯広大会大成功の後を受け役割をいただいた以上、自分にできることは精一杯やろうと誓い、日本YEGに出向しております。幸い私には帯広YEGという心強い後ろ盾がおりますので安心して事業に取り組ませていただいているところです。
 帯広YEGの皆さん、いつもありがとうございます。


 全国9ブロックの春の会長会議に始まっていろんな地域、人の話を聞く機会が多くありました。
 その中で特に強く感じるのはこれからの行政のありかたと商工会議所の役割です。地域の行政は多くが運営に四苦八苦しており、国の政策もあって統合、合理化、収縮に向けて進んでおります。今までは役所が主体になって企画してきた多くの計画や事業が予算、人材の不足からこれからは思うようにできない時代になりつつあります。

 では地域の総合的な未来計画は誰が創るのか。実はそれが地域経済団体であり、責任ある経営者が集う商工会議所の役割でもあります。民間経済団体の特性とネットワークを生かし、地域で頑張る人材、国や道などの行政、あるいは教育機関関係者、そして他の地域の会議所などと連携してプランニング、行政サイドへの提言・建議を行うものです。
 もちろんYEGもその中で関わって行く必要があります。米国型市場経済ともいわれるこの10年、地域経済は疲弊しましたが、一方では明確に生き残りをかけて動き出した地域があります。そこでは決まって次代の責任世代であるYEGのメンバーがしっかりと活動しております。

 帯広YEGは8委員会と3プロジェクトという大組織で活動しております。すでに13〜20回もの委員会会議を開催していると聞きます。交流と連携、そして学び、友情を深めるとともに自分たちの地域の未来の姿をイメージしながらデータを蓄積し、商工会議所の仕組みやどういう手順でその提案が伝わるのかを学び、さらにスキルアップされる事を願います。

 これからいよいよブロック大会が始まります。緊張しますが何よりも地域の個性、そして新しい風を五感で感じてきたいと思います。そして北海道ブロック大会浦河大会では再び皆さんのご協力をよろしくお願い致します。
      

 日本YEG 平成18年度会長 國枝恭二


OBIHIRO YEG*     *とじる