■平成18年7月13日(木)〜14日(金)日本YEG第169回役員会等(東京) 文責:和田郁夫
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勉強会の冒頭、挨拶する國枝会長
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其の壱「地域創造・支援委員会勉強会」
7月13日(木)午前9時半、日本商工会議所3F特別会議室において、自分が所属する日本YEG「地域創造・支援委員会」の勉強会が開催され出席した。
内容は「第3者連帯保証人制度」に関するもので、講師には青山学院大学国際政治経済学部助教授の瀬尾佳美氏(せお・かみ)を迎え、國枝日本YEG会長、鈴木同副会長(弘前YEG)、鳥澤同専務理事(上尾YEG)ほか委員会メンバー9名、オブザバー8名の計20名が参加して行われた。
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挨拶する西村日本YEG地域創造・支援委員会委員長。左は講師の瀬尾青学助教授.。
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瀬尾助教授の話に真剣に耳を傾ける参加メンバー。 |
勉強会の趣旨は、当委員会が事業とし行う「日商への提言書提出」のためであり、同制度は春の会長会議で全国の単会から提言書のテーマとして提案を受けたものである。
講師の瀬尾教授は、自身も義兄の保証人被害に遭っており、この事例をサイトで紹介したところ、同じようなケースが非常に多い実態を知り、専門の経済学におけるリスク管理の視点から連帯保証人問題の研究に取り組んでいる。
講和の中で同教授は、1.連帯保証 2.信用保証 3.自己破産−は一括の問題として取り扱うべきあるとの持論を展開、暗に個々の問題として取り組んでいる政府の動きを否定。さらに、経営の実態を知らない第3者でも保証人になれる現行制度の矛盾点や「やる気、能力の有無」に関わらず自己破産した人間には重いレッテルが貼られ再起が難しいGHQの置き土産といわれる自己破産制度の実態に対し警鐘を鳴らすとともに、制度の見直しの必要性を説いた。さらに、日本経済の根幹を中小・零細企業が担っているにも拘らず、これらを支える施策について国はもっと真剣に取り組まなければならないと国の動きの鈍さを非難した。
本勉強会を通じ、今まで自分事としては捕らえることがなかった連帯保証や自己破産の実態について、さわりだけではあるが知ることができたことは非常に有意義であったし、起業、創業にとって現行制度がいかに手かせ足かせになっているかを認識できたことは大きな収穫であった。
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屋形船の外観 |
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屋形船の船内。後藤さん、梶野さんもすでに最高潮 |
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入り口にある「石川屋」の看板と美人スタッフ |
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味本日本YEG副会長が引き連れてきた女優の内田量子さん。美女を前にカジもデレデレ… |
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船内の給仕を担当する美人スタッフ
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其の弐「屋形船での理事者懇親会」
7月13日(木)午後7時、あいにくの雨模様の中、日本YEG出向理事らによる懇親会が開催された。
今回の懇親会は、なんと屋形船による東京湾内クルージング。乗船した船は芝浦埠頭の「石川丸」で参加メンバー約100名は2台の屋形船に分かれて乗船した。
船内にはエアコン、カラオケ、トイレが装備、その上、簡単な調理もできる厨房も付いている。かなり窮屈な印象をもって乗船したが、船内は以外に広く50名ものメンバーが乗っても十分なスペースが与えられ、まるでホテルのお座敷のようであった。
午後7時15分、定刻よりも若干送れて船が動き出す。現在、高層マンションの建設ラッシュが進む芝浦アイランドを横目にゆっくりと進み東京湾へ出る。お台場のフジテレビ社屋や大観覧車の夜景を楽しみながらレインボーブリッジの真下へ入ったところで一時停泊、この間、たくさんの屋形船と行きかう。
船が動き出して約30分、宴会のボルテージも最高潮に、さすがに船の中ということもあり「いっき飲み」の暴挙にでる者はいなかったが、自分達が海上にいることも忘れ大いに盛り上がる。
料理は、刺身、和え物、てんぷらなどなど・・・。なんとてんぷらは船内の厨房で揚げたものをスタッフが船の屋根の梁をつかみながら軽快な動きで運んで歩く。「自分なら確実に酔って、料理の上に吐くな」などとくだらない空想をしながら、しばし感心して彼らの動きに見入ってしまう。
また、この船には味本日本YEG副会長(高知YEG)が同YEGOBの娘で女優の「内田量子さん」を引き連れてきた。内田量子と言ってもぴんとこない人も多いと思うが(実は自分も知らなかった)、カネボウ「コッコアポA錠(便秘薬)」やトヨタ自動車「ポルテ」のCM、2000年に放映されたNHK連続テレビ小説「オードーリー」や最近では確か深田恭子が主演した「富豪刑事」などにも出演している女優さんだそうだ。今回は、現在、撮影が進められている主演映画「棚の隅」のPRで乗船していた。
あっという間の2時間が経ち、再び芝浦埠頭に帰船。酒に酔ったのか、船に酔ったのか判然とはしないが、かなりふらふらしながら船を下りる。下船後、初めての屋形船という至福の時間を過ごさせてもらったことに深い感動をおぼえながら、仲間と銀座方面へ向かうタクシーに乗り込んだ。
其の参「委員会、役員会、ブロック大会開催地連絡会議懇親会」
7月14日(金)、前日のお酒を体内に残した状態で6時半に起床。軽めの朝食をすませ、午前9時からの委員会会議に出席するため新橋から有楽町の新東京ビルへ移動。東京は朝からすでに30℃近い気温で、おまけに湿度も高く、会場に着く頃には全身汗まみれ、これが奏功したのか、お酒も抜け幾分すっきりした状態で会議モードに。正午までの3時間の会議であったが、さすが「日本YEG一の濃いメンバー」による会議(ちなみに、この地域創造・支援委員会は「地域騒々しい委員会」と言われている)は、時間の経つのも忘れるくらい熱い議論が行われ、あっという間に昼食の時間となる。
昼食をかっ込み、12時45分からの169回役員会に出席。北海道出向理事の自分は、会長、副会長、各委員長らが並ぶ上座に近い位置に着座させられることから、うかうか居眠りもできない。もとい、居眠りなどもってのほか、本役員会では審議・協議 ・報告事項も盛りだくさん、2時間かけて数々の重要案件を裁いていく。
あっという間の役員会を終え、夕方のからのブロック大会開催地連絡会議懇親会までしばしゆったりとした時間を送れるかと思いきや、来年2月に石川県加賀市で開催される「全国会長研修会」に関しただならぬ出来事が発生。詳しいことは、紙幅の都合上、小レポートには記載しないが、「当大会の会員研修会の部分を日本YEG執行部並びに地域創造・支援委員会で担当してもらえないか」というもの。時間もなく度々メンバーが集まることもできないことから、緊急の会議を開くことに、もともと低い思考回路がさらに鈍った状態で再び打ち合わせ。しかし、ことがことだけにすんなりと結論が出るわけもなく、そうこうしているうちに懇親会の時間になってしましった。
前段のこともあり、多少の消化不良状態で懇親会がスタート。しかし、ここはさすがYEG、國枝会長挨拶、乾杯のあとは隣のメンバーの声も掻き消えてしまうほどのハイボルテージに。飲んだビールがその場で汗として噴出してしまうのではないかと錯覚してしまほどの熱気のなかで宴は繰りひろげられた。各地ブロック大会の成功とメンバーの再会を約束し2時間に及ぶ懇親会が無事終了、多くのメンバーはさらにお金を落とすため夜のとばりに散っていった。