活動報告

第23回北海道ブロック大会 留萌大会

平成22年8月27日(金)28日(土)29日(日)に留萌市にて第23回北海道ブロック大会 留萌大会が開催されました。北海道YEGスローガン「よみがえれ北海道スピリッツ!~Tean北海道が巻き起こす新たな風~」を基づき運営された大会には、道外、道内YEGより大会登録者531名が留萌に集結しました。

27日(金)THE!ウェルカムinるもいを皮切りにスタートした留萌大会には帯広YEGより46名登録し参加させて頂きました。28日(土)ホテル神居岩にて「OB会設立準備会」OB会員8名が参加し、会員は第2分科会に参加しました。

第2分科会ではJRで増毛町に行き、「旧商家丸一本間家」・「国稀酒造」を見学させて頂きました。増毛町の町名の由来は、鰊(ニシン)が群来(くき)ると海一面にかもめが飛ぶことから、アイヌ語で「かもめの多いところ」という意味の「マシュキニ」又は「マシュケ」が転じたものであるといわれています。人口約5,300人の町には100年前の明治時代の姿をそのまま現代に伝えている旧商家丸一本間家を中心に栄えた姿を残し、現在も「頑張れ増毛応援寄附条例」など、街づくりに対する気持ちは今でも強く活かされてる感じました。私達はこの分科会を通じて「増毛らしさ」を体験し、地域資源を活かす街づくりを学ばせて頂きました。

また同日、留萌駅前イベント会場にて大懇親会が開催され、道外、道内YEGメンバーの方と交流する機会を頂きました。海産物が豊かな留萌市ならではの御持て成しで私達、帯広YEGメンバーも満足げな様子でした。その後、留萌ナイトに参加し、それぞれ留萌を満喫した1日となりました。

29日(日)9:00~留萌文化センターにて記念式典が開催されました。記念講演には、(株)東京農大バイオインダストリー 代表取締役 渡辺俊弘氏をお招きし「地域資源を活かした街の活性化~網走でのエミュー産業化プロジェクト~」について講演いただきました。

エミューとはオーストラリアの国鳥で、アフリカ原産のダチョウについで世界で2番目に背の高い鳥類です。気温差のある砂漠地帯に生息し、寒暖の差にも強く、何万年もの間過酷な環境を生き延びてきた生命力の強さは、北海道という北の大地での飼育を可能にした注目すべき生物です。低コストで飼育できる他に、注目すべき点は、エミューの畜産商品としての可能性です。肉は高蛋白、低カロリーで、豚肉の約4倍の鉄分を含んでいます。また、卵は卵白に特徴があり、独特の弾力性を出します。 エミューを地域資源とする新規産業モデル構築の取り組みは、それぞれの地域の「資源」と言う観点から、参加者すべての地域へ参考になったのではと感じてます。

ブロック大会ラストには道内YEGメンバーの卒業会員へ「卒業式」が開催され、当会より石割卒業、木村卒業、松山卒業、、森卒業4名が参加されました。卒業会員の功労を称え、最後は全員で「サライ」を合唱しました。

こうして、3日間に及んだ大会は留萌の地で熱く開催され、私達が地域で活躍する熱いエネルギーを頂けた、素晴らしい大会となりました。主管である留萌YEGの皆様へ心よりお礼申し上げます。参加された帯広YEGの皆様も本当にありがとうございました。